1月の工作はヒンメリ作り。
「ヒンメリって何?」
大人でもあまり聞きなれない響き。
北欧、フィンランドの伝統装飾品「光のモビール」のこと。
翌年の豊作を祈って作られたのが始まりという説もあり
麦わらを使って作ります。
日本ではしめ縄などがそれに近いのでしょうか。
ヒンメリは正三角形が八つで構成された
正八面体がベースとなる形。
神秘的な空気をまとった造形に惹かれ
教室の工作に取り入れることに。
たこ糸などの少し太めの糸と、穴が大きめの針を使って
同じ長さにハサミでカットした麦わらを繋いでいきます。
基本的には同じ作業の繰り返し。
とても淡々としています。
飽きっぽい小学生たちは、みんな最初
「あー」とか「うぅー」とか言っていましたが
そのうちに段々と集中…
平面から急に立体が立ち上がるところなど
大人が作っても楽しい。
出来上がる頃にはとても満足げな様子。
「また作りたい!」「家でも妹と一緒に作りたい。」
「もっと大きいのを作ってみたい!」
など、意欲的な感想が聞けて嬉しかったです。
アトリエはなむぐりの定番工作に仲間入りの予感…。
今回は正八面体の小さいもの3個、中くらいのもの1個作り
それぞれ好きな順番に繋げました。
繋げる順番や間隔が違うだけで違ったおもむきに。
同じ形だけど個性が出るのも面白いところ。
飾る場所によっては壁に映る影も美しい。
麦わらは軽いので、わずかな風もキャッチして揺らめく様も
楽しんでもらえたらと思います。
ヒンメリは魔除けにもなるし
幸運を呼び寄せるとも言われています。
みんなの元へたくさんの幸福が舞い込んできますように!